冷たい世界の温かい者達
体制をとる為に由薇が寝転がって、その上に跨ぐようにして覆いかぶさる。
あ……何か朔のドス黒いオーラが突き刺さる。
「最初は笑い合ってー。 そう!」
あー、由薇の笑顔が少し引き攣ってる。
そんなに嫌かよ? いや、嫌か。 普通。
「次は右耳に唇寄せてキスしてるみたいにしてー」
「次は頭撫でてー。 」
「耳に髪かける動作してみてー」
「顎に手をかけて距離3㎝で!」
色んな要求に応えていく回数ごとに体に威圧がかかる。
やめてくれー。(苦笑
「ありがとー! 撮影終了です!」
「ありがとうございましたー」
一斉にお礼言われながら、由薇は真っ先に楽屋に入っていった。