冷たい世界の温かい者達
『……ッ』
小さく息を吐いた由薇は悔しそうに唇を噛んでからすぐに携帯を耳からはずした。
「どうかしたか?」
『……も…』
「あ?」
『高樹も、そのうち運ばれる』
「…何で」
『バイクに突っ込まれて…
骨が折れてて、意識はある。』
「さっきの電話高樹自身からか?」
『うん……』
泣きそうなほど目に涙を溜めた由薇は悔しそうに俯いた。
「……何だ? 急にお前の周りが狙われ始めたな」
『……ごめ「謝ったら解体すんぞ餓鬼」
ギロッと由薇を睨めつけた善さんはタバコを揉み消して由薇の肩に手を置いた。