冷たい世界の温かい者達





ーーーーーー





外でタバコを吸っていると、夜の闇に紛れている影があった。




危ねぇぞ。




肩に手を置くと、そいつはびくりと肩を揺らした。






「……おい、ここはもうすぐ抗争の中心になる。






その前にここをーーー」
















グザッ




















な、ん……






「ふふ。 ばーか」







そいつは立ち上がり、細長い影を電灯に照らされて現した。









「お、前……」








「あー。 そのままだと即死かな?





愛しの由薇ちゃまにでも電話して助けを乞うても無駄だよ」






クスクスと笑うそいつは由薇を知っているらしい。




神夜として由薇はあの学校以外では晒していないはずなのに、何故……













「僕はあんな馬鹿女じゃないよ?






ちゃぁんと、計画立てて



























全員、嬲り殺してあげる」














瞳孔の開き切った目はとてもーーー

















「はぁ……はぁ……」







「ふっ、言葉も話せなくなっちゃった?






おっと、組員さんに見つかる前に僕は行くよ」









立ち去る影を見て、目を閉じた。


































何故、あんなーーーーーーー


















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