冷たい世界の温かい者達
『…………』
屋敷に眠らされた青白い顔の秀一さん。
その傍には由咲さんと入院中のはずの亜騎さんと裕樹さん、高樹さんも善さんの付き添いと共に集まっていた。
「……悪い、守れなかった…」
『……』
由薇は黙ったままだったけど、口は小さく動きを見せた。
守れなかったのは私だ、と。
『……組員達は』
「全員親父の顔見ていった。
全員、やり返す気があるみてぇだ」
『馬鹿なことはよせ。
あれは……私が殺る』
目をギラつかせた由薇は、少し充血した目を必死に開ていた。