冷たい世界の温かい者達
ピリリリ ピリリリ
クッソ、この忙しい時に……
「何ですか」
「何キレてんのお前」
え、
「由咲さん……?」
「由薇探してんだろー?
組の奴等が3時間前居た奴が走り回ってるって言って電話かけてきてな。
お前もバカだな。 無闇にやっても見つかる訳ねぇだろ。」
呆れた声のようにも聞こえるけど、何故か苛立ちは感じなかった。
「……探すなって言うんなら無理っすよ」
「昨日、由薇お前に抱かすだけ抱かせて帰らせたんだろ?
あいつもバカなことをする。
まぁ、そう言うことで。
ケリつけろ。 あいつの仕事に支障が出たら一溜まりもねぇからな」
そう言った由咲さんの声がやけに焦れったく思えた。
「あいつは、1つの公園に居る」