冷たい世界の温かい者達
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「……全然来ねぇけど」
「うん、おかしいね。
何かの手違いだったのかな? それとも腰抜けたのかな」
ニコニコと笑う千尋は相当イラついてるらしく黒いオーラを放ちながら俺の斜め後ろに立っていた。
けど、おかしい。
俺も実際に来るって言うメールを見た。
面倒くさい。
惑わせるためのメールか? それなら逆に襲いに行って潰してやる。
ガラガラっ
「やっときたか…」
「いや、来てねぇよ」
「またあんたか」
「あんたっつったなこの野郎」
それは、何故か最近ヤケに出てくる由咲さん。
何、この人暇なのか?
「こんのクッソ忙しい時にお前等は問題ばっかり……」
ブツブツと呟く由咲さんは「上げろ」と偉っそうに言って、イラっとしながらも仕方なく上にあげた。