冷たい世界の温かい者達






「……」



「そんな不機嫌そうな顔されても帰せないからね」





俺の眉間のシワよりよっぽど威圧がこもってる千尋の笑顔におとなしくその場に留まる。




「まったく。 由薇を追っかけ回して何してる訳?



俺達大変だったんだからね?





最近ヤケに突っ込んでくる族出てきて」






「どこだ?」






こんな忙しい時にでしゃばってきやがって……





「果血紅-kajiku-。



今までは大人しくしてて、バイク好きの集まりとして結構違う方向では有名だったんだけど……





最近は目立つ行動が多いし、白冷への行動が特に酷いね」





千尋は影助に既に頼んであったのか、影助がまた違う紙を持って部屋に入ってきた。




「やっと帰ったか」




「悪りぃな」





「別に。 姫さんが居ないと衣緒と成一まで静かなもんでつまらん」




……それは遠回しに戻ってきてほしいって言ってんのか?






「今は由薇も大事だけどこっちもだよ。





あ、言い忘れてたけど」
















……嫌な予感。












「明日果血紅が来るから準備しといてね」









……遅ぇクソボケ。







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