復讐ストーカーゲーム1
 ――いたいた……ああ、なんだぁ~。


犬飼が消えたのに気付いたのか、うちのお袋が絵恋の母親に話し掛けている。その隣では、父親同士二人で馬鹿笑いをしていた。


気の使い方が、まったく一緒。ああして見ると、俺はあの人の息子なんだと改めて肌で感じた。


もういいよな? 後はお袋に任せよう。


俺はウェイターのお盆を奪い、酒とツマミになりそうなものを集め、信子の元へ急いだ。


「信子さん、取って来たよ! 美味しそうなエビフライやピザも有ったよ」


「信介さん、おそぉーい。見てよ、グラス3個分空けちゃったよ? 早く追いついてよね」


あれいつの間に!


千鳥足でふらつく信子。もう酔っ払ってしまっているようだった。
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