復讐ストーカーゲーム1
「じゃあ、酔った勢いで喋るけど、おとぎ話のように聞いてくれる?」


「勿論です」


酔っ払ってはいるが、真剣な顔付きになった。俺から目線をずらし、遠くの景色へと移した。


「私の元彼ね、行方不明なの。しかも浮気相手と一緒に忽然と消えてしまった。でもね……それって私のせいなんだ。私の嫉妬深さが原因」


嫉妬で消えた? うーん、どういう意味なんだろう?


判然としない話だが、口を挟まずグラスにお酒を注ぎ足した。


「その浮気相手、私の友達だったの。絵恋も知る相手。言わば私達の仲間の一人だったんだ。本当は、ここにも一緒に来る予定だったんだ……」


「そうなんだ……」


無理に微笑む信子に相槌を打った。
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