復讐ストーカーゲーム1
 信子はワインを継ぎ足し、グラスを回した。まるでその赤い液体の回転を楽しむかのように。


「ごめんね、信介さん」


「なんで謝るの?」


「内緒」


ワインを一気に飲み干し、俺に微笑を向ける。善悪が読めない奇妙な顔つきだった。


「本当に不思議なサイトだった。だって、願いが叶ったんですもの。夏代が消えたことに私は喜んだわ!

でも次の瞬間、青ざめた。サイトからメールが届いたの――」


やっぱり言っちゃ駄目なんじゃないのか? なんで俺に?


「あ、あのう、もう止めましょうよ」
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