復讐ストーカーゲーム1
 空のボトルを振り回しながら見つめる信子に、気を利かせる。


「俺、ワインを取って来ますよ。待ってて下さい! 一からの出直しに乾杯しましょう! 食べたい物はありますか?」


「特にないわ……ありがとう信介さん」


少しだけ元気を取り戻した信子は、出会った時の表情より大分柔らかくなっていた。


俺で良いのなら、いくらでも聞くのに。


「適当に食べ物をチョイスしてきますね! ちゃんと待っててね。逃げちゃ駄目だよ?」


「ちゃんと待っているわよ。面白い人ね信介さん」


早く信子の欲求に答えようと空のボトルを掴み、パーティー会場へ急いだ。


もしかしたら俺たち、うまくいくのかな?


そんな下心も勿論あった。
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