復讐ストーカーゲーム1
「えっ……あ、ありがとう! お兄さん!」


「私達、昔っから同じ物ばかりを欲しがるの。ありがとうお兄さん!」


二人はチワワのぬいぐるみをぎゅうっと抱きしめ、満面の笑みを浮かべた。その笑顔に、俺たちも釣られ笑いをした。


「あー楽しかった! これからも信介と仲良くしてやってね。こいつ、あまり友達がいないんだ。宜しくね」


二人は目配せをし、ちょっぴり嫌な顔をしたが、すぐに頷いた。


「ありがとう、お兄さんたち。私達はもう行くね」


「信介さん、頑張ってね!」


――やっと名前を覚えてくれたか! 俺は金太郎じゃないぞ!
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