復讐ストーカーゲーム1
「海が見えてきたね……今日はレインボーブリッチに花火も上がるらしいの。撮影があるみたいよ」


「へぇ……詳しいんですね。絵恋さん」


俺はハンドルを切りながら、辺りにも注意を配った。


自慢じゃないが、デートなんて満足にしたことがない。絵恋さんの話には興味津々だった。


まるで絵恋さんと擬似デートを繰り広げているようでもあった。


バックミラーを覗き込むと、秋雄がこちらをジッと見ている。昨日の事は内緒と言わんばかりに。


俺だって揉め事は嫌だ。言うはずないじゃないか……。
< 721 / 887 >

この作品をシェア

pagetop