復讐ストーカーゲーム1
うろたえるお袋を、有無を言わさず振り切った。玄関から飛び出し、犬飼のいる座席の窓ガラスをノックした。


すると、スルスルと窓が開き、犬飼が顔を覗かせた。


「坊ちゃん。どうしたんでゲスか? 顔色が悪いでゲス」


「犬飼さん! 俺、先に病院に行くことにしたんだ。秋雄に危機が迫っている、緊急なんだ! 車をぶっ飛ばして向かって欲しい!」


「……でも社長がまだでゲスよ?」


「いいから! 乗るよ!!!!」


犬飼が首を傾げている間に助手席に乗り込んだ。


「……まぁ、坊ちゃんが言うなら間違いないでゲスね!!!! 俺っちのドライビングテクニックを見せ付けるでゲス!!!!」
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