幸せの掴み方
圭祐は、朝から、米神を抑えながら、昨日の事を考えていた。

柚葉は、浮気しているのだろうか?・・・・・・

そんな事が、頭から離れず、昨夜の接待で、少し飲みすぎてしまい
ホテル部屋に入ると、電話を掛けようとしたが、眠さに負けて
そのまま寝入ってしまった。

自分としては、そんなに飲んだ覚えはないが、今朝になると
二日酔いなのか、頭が少し痛み、体調も、気分も優れなかった。

「専務、おはようございます。昨夜は、お疲れ様でした。」

「あぁー、藤川さんも、お疲れ様。」

「専務、今日は、顔色があまりよろしくないようですが!?」

「あぁー、ちょっと、頭痛がして・・・・」

「では、お薬をお持ちしますね!」

麗美は、そう告げると、部屋を出て行った。

その時、圭祐は、昨晩、あんな写真を撮られ、それを柚葉に送っているなんて
思いもしなかった・・・・・

この時、携帯を確認していれば、後々、後悔することにならなかっただろう。
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