幸せの掴み方
******** 麗美 ***********

私は、小さい頃から、大事に育てられてきた。

家は、小さいながらも会社を経営しており、令嬢として育ってきた私は、

大学を卒業すると、自分の花婿候補を捜し始めた。

その中で、S・C商事の息子で、相楽 圭祐は、イケメンで仕事も出来、
次期社長の御曹司。

ただし既に結婚しており、子供もいる。

圭祐を気に入った私は、何が何でも、圭祐と一緒になりたくて、父に
頼んで、S・C商事に入社し、圭祐の秘書として働くようになった。

元々、父の友人の相楽 信二とは面識もあり、その妻、加奈子とも面識が
あって、入社の挨拶に、相楽の家を訪ねると、加奈子と話が合い、
加奈子に圭祐の事を聞くと、圭祐は、付き合っていた彼女に、子供が
出来て、結婚したらしく、加奈子としては、もっと家柄の良い娘と
結婚して欲しかったらしい・・・

そのせいか、加奈子達とは上手くいってなくて、行き来はしておらず、
圭祐の妻の事をそれとなく聞き出すと、地味で大人しい女性だと聞き、
もしかしたらと・・・・圭祐に近づいてみたくなった。

圭祐に興味を持った私は、相楽の叔父様に、圭祐の秘書を
やらせて欲しいと話を持ちかけた。

やり手の息子で、業界内では評判になっており、是非とも手腕を見たいと
お願いしたのだ・・・・

お陰ですんなり、圭祐の秘書になれ、圭祐をずっと観察してきて解ったことは

圭祐は、会社にいる時、全く家庭の匂いをさせなかった。

パーティーも、圭祐一人で出席し、妻を連れて来ることはなく、夫婦仲も
上手く行ってないのではないかと疑ってしまうほどだった。

そんな時、偶然、仕事の関係で、圭祐のマンションが解り、
奥さんを訪ねてみればこれまた、圭祐には似合わない、
本当に地味な女で、何でこんな女が圭祐の妻になったのか不思議だった。

私は、妻の柚葉を挑発し、柚葉がどのように対応するか見ていたが、
何も言えずにいる柚葉を見て、これなら勝てると自信を持った。
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