World Walker

ごっちゃ煮の世界は学校もごっちゃ煮

「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」

ラインハルトから何とか逃れ、りせは膝に手を置いて呼吸を整える。

「あーびっくりしたぁ…さっきのお巡りさんかなぁ…」

もう追って来ていないだろうか。

振り向いて確認する。

「あのチャラい奴らは捕まったみたいね…何よ、私まで捕まえようとするなんて。私は絡まれてただけなのに」

それにしても天空宮警備騎士団のエースであるラインハルトの追跡を撒くとは、りせもなかなかやる。

この分だと立派な逃亡者になれそうだ。

「って違う!私は犯罪者じゃないっての!」

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