World Walker
が。

「生憎ね、私は森の真ん中で裸で座ったりはしないわよ。何よ、ヴァチカンからの祓魔師ってムッツリスケベなの?」

フンと鼻を鳴らすりせ。

ヘヴンは振り向きもせずに無言のまま歩く。

言うだけ無駄だと悟ったらしい。

目的は共通しているが、どうも性格的には合わないようだ。

カトリック教徒らしく真面目なヘヴンと、如何にも今時の娘のりせ。

噛み合わないのも当然と言えば当然か。

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