〜Final Answer〜

慌てて携帯を開く…


携帯のディスプレイには…


亮太…




落胆と…ドキドキ…


複雑な思いで…


ため息がでた…。



『もしもし…』


『さっきはごめん…。言い過ぎた…。』


亮太の声は…か細くて…

申し訳なさそうで…

母性本能をくすぐられるような…


そんな声だった…。



『…気にしないで、亮太。』


『どした？元気ないのは俺のせい？』


亮太は私の声を聞いただけで…私の変化をいち早く察知する…。


『…えっ…？…違うよ。亮太のせいじゃない…。』



『何かあったのか？もうキツいことを言わないから…話して？』


亮太のいつもの優しい声に…

すごくホッとして…

鼻にツンとした刺激…
目には熱いものが込み上げてきた…