誠につもる白雪かな
凛は屯所を出て行き1人で夜道を歩いていた。


平成とは違い夜になれば明かりだってほとんど無い。


月明かりを頼りに歩くしかない。


真っ暗な道は凛の心のようだった。



屯所にいればみんなの声が嫌でも聞こえてくる。



(だいたいな!お前余所者で意見するなんざ図々しいんだよ!後から来たくせに女子のお前が一々俺に指図すんじゃねぇ!)




凛「余所者か...」


土方の口先には慣れたつもりでいた。



彼がそんなつもりで言ったんじゃないことも理解していた。



凛「分かってるよ...」


しかし今日は顔を合わせたくなかった。


少しなら良いだろうと気分転換に散歩に出たのだ。


また明日からは笑いあえるように。
< 197 / 247 >

この作品をシェア

pagetop