黒猫浮かれん坊
「玲…俺はね…
お前が憎くない時はなかったよ…」

良は、屋上の入り口で呟くと
携帯を開いた。

「俺が小夜を助ける為に
どれだけの黒猫を殺した
と思ってるんだ…」

ぎりっと唇を噛むと、
良は教室に戻っていった。
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