【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
暇だったので、ソファーで寝転がって雑誌を読み始めた蓮の髪の毛をいじった。


綺麗な銀色だな~。しかもフワフワする~♪


一人楽しんで指に髪を巻き付けていると、


「美怜。構ってほしいのか?」


ニヤリと笑い、雑誌から顔を上げた蓮。


「へ?!

ち、違うよ!!

ただ暇だったから…!」


焦りながら蓮から離れようとしたら、


――グイッ


私は蓮の膝の上に股がるように座る形になった。
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