【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~

これからのために

私達は何も誰一人口を開くことなく二人を待った。


「蓮司〜♪来たよぉ♪」

「やっほ♪…あれ?知らない人がいる〜!」


咲歩さんと麻耶さんが入ってきた。


すると私と目が合った二人は何故ここに私がいるのか驚いている様子だった。


「み、美怜ちゃん…来てたんだ…?」


咲歩さんが顔が引きつったまま笑顔で聞く。


「美怜がいるとなんか都合悪いのか?」


はるが低い声で言った。


「う、ううん!皆そんな深刻そうな顔してどうしたの?!」


焦ったように話を変えた。


「まぁ、いいから座れよ二人とも」

蓮が口角を上げた。
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