【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
苦しい……苦しい苦しい苦しい。


こんなにも心が苦しいなんて………私は座りこんだ。


その時、


「美怜」


今まで黙って聞いていた、片桐蓮司が私を呼びながら近寄ってきた。


私の前にしゃがんだ片桐蓮司は、優しく私を包み込んだ。


「美怜…俺はお前を闇から助けたい。

お前を苦しめているものから守ってやりたい。

俺が教えてやる。

お前が知らない温もりも、仲間がいる温かさも、全部。

だから、信じてみないか?

約束する。

裏切らねぇから。

何があっても俺はお前を守るよ。

………なぁ。お前ら。これでもまだこいつを拒むか?」

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