笑ってくれますように
もう……どうしよう。
「とりあえずさぁ、俺たちの個室に来るべ?」
行きませんから
そう言いたいけど、こういうタイプはしつこく言うと逆ギレするのは経験済み。
「ほらほら、行っくよぉ〜」
チャラ男に手を掴まれる。
「話してください。」
だんだんイライラしてきた。
「いいから、いいから。」
私が良くないんだってば。
いい加減に抵抗に限界が見え始めた。
このまま……私はどうなっちゃうんだろう?
もう自分の悪運に諦めかけていた時だった。
「何してんだよ!」