ヘビロテ躁鬱女
「……おはようございます。お気遣いありがとうございます。二日酔いか、なんなのか、頭が痛いけど大丈夫です」


焼き場から前のめりに話しかける輝を適当にあしらい、テーブルを拭く布巾を取りに行こうとした。


――もう! 横溝のせいで新庄さんとの出来事を思い出しちゃったじゃない! これからどうすれば良いんだろう。


「ちっ。相変わらず、可愛げないな」


――うるさい!


聞こえない振りをした。


布巾を手に取り水道へ向かう。モヤモヤとした気持ちをぶつけるように洗い、きつく搾った。


衣舞に相談してみようかな……なんて言うかな。
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