ヘビロテ躁鬱女
「お前って俺と喋る時、感情がこもっていないよな。女は愛嬌って言うだろ?」


――あ~うるさい! 不思議……年上の男の話って説教染みて聞こえる。


「輝ー! 焼き鳥の注文が入ったぞー!」


「おう! 今行く。じゃあな」


厨房から掛け声がかかり、横溝は奥へと消えた。


あんただって、私と話す時は違うじゃない。愛子のように優しく話し掛けて欲しいもんだわ。


「きょーこ、レジ暇でしょ? 店長はいないし、サボりに来ちゃった」


「衣舞!? うん、すっごく暇」


「実は、朝の話の続きが気になっていたんだよね。新庄さんとなにか遭ったんでしょう?」


衣舞はニヤニヤしながら、肘で私を突いた。
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