ヘビロテ躁鬱女
 エレベーターの扉がガタガタッと開いた。


「お客様が来たので、もう厨房に戻ってください。ありがとう。

……お客様は何名様ですか?」


「4人席はあいているかな?」


男性の若者4人組だった。チラッと壁の時計を見ると、そろそろサラリーマンなども訪れそうな時間帯だった。


「かしこまりました。少々お待ち下さい。ご新規4名様です!!!! いらっしゃいませー!!!!」


「いらっしゃいませー!!!! こちらにどうぞ、お客様!」


声を聞き、通路から顔を出したのは和歌子だった。


仕事を捌くとホッとする。だが、すぐにまた暇な時間が出来てしまう。


レジって、つまらないなぁ……しかし横溝。少しは良いところあるじゃん。


腕の絆創膏を見ると横溝の顔を思い出した。
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