ヘビロテ躁鬱女
 本当に私……彼氏が欲しかったとはいえ、付き合うって言ったんだろうか――?


「狂子さーん」


聞き覚えのある声に反応し、振り返った。それは一度ゆっくりと、話をしてみたかった鉄平だった。


「どうしたの鉄平? なにをしているの……?」


「実は、輝さんと2人で飲みに行くのを見かけて待っていたんだ。というか、狂子さんを待ち伏せぇ~!

2人で一緒に帰ったらどうしようかと思った……」


「そ、そんな訳無いじゃん!!!!」


罪悪感が少しづつ広がる。


ハンカチに浸透するシミのようだった。
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