ヘビロテ躁鬱女
 手首を掴まれ、それが手錠のように思えた。


この人は、私の本当の恋人?


付き合うって、なに?


私の求めていた彼氏ってなんだったの?


ステータスのように流されていたのかも知れない……。


「もう間にあわねぇーよ。話はすんでねぇーから」


自転車と私は、同じ道具のように引き摺られた。


突き進むその方向は間違いなく、あの家だった。
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