ヘビロテ躁鬱女
「小雪さん誰! ……誰だか知りたーい! 狂子。なにか知っているなら小雪さんに言っちゃってよ」


「衣舞まで、もう!」


好奇心旺盛な衣舞に、どうしようかと指先で頬を掻いた。


「……愛子さんってさ。なんであんなに一気に時給が上がったの?」


小雪さんが私を見据える。


「社員さんの方が詳しいんじゃないんですか?」


不貞腐れ、ワインを口に運んだ。
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