ヘビロテ躁鬱女
 ――トルルルル……


呼び出し音が繰り返されている間、脳裏には今までに見た鉄平の色んな表情が走馬灯のように浮かぶ。


――トルルルル……


なかなか繋がらない電話と共に、大好きな鉄平の笑顔が消えないように必死に思い描いた。


――トルルルル……


鉄平、涙が止まらないよ……
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