ヘビロテ躁鬱女
「衣舞もトイレ? カラオケの席さ、隣に座ろうよ。私……あの愛子って……」


「愛子って凄く良い人ね! 私びっくりしちゃった!

あまりにもブリブリしてたから合わないんじゃないかと思ったけれど、私と同じ養護施設で育ったんですって!」


愛子さんから、愛子に呼び名が変わっていた。私はなにも言えなくなった。


「夢で見たとおり、私に関わりが深い人なのかも知れない。

やっぱり施設で暮してると、警戒心が強くなってしまって、人との付き合いが難しいのよ。そんなところも分かるから凄く話が合うの。狂子も沢山話してみなよー!」


笑顔で褒める衣舞。


衣舞が言うのなら……私の取り方がおかしかったのよね、きっと――。
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