【完】結婚からはじまる恋《2》
じぃちゃんは涙を堪えながら、懸命に何かを読んでいた。




「じぃちゃん?」



「…あ・・・優也か!!?」




「1階のメイドに訊いたら部屋だって…言うから…」



「…仕事は?」



「今日はオフだ…」



「そうか…よく来たな…」



じぃちゃんは窓辺のデスクの椅子から立ち上がった。



「泣いてたのか?」



「別に…この年になって花粉症になってしまって…目が痒いんだ…」



「そうか・・・」



「待ってろ…優也…今…何か飲み物を持ってくる」



「サンキュー」



「デスクの上のモノには触らないでくれ…旦那様の大事な書類を置いてあるから…」






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