【完】結婚からはじまる恋《2》
ジィちゃんは部屋を出てしまった。



開いた窓から吹き込んだ風に白いレースのカーテンの裾が煽られる。


デスクの上の大事な書類も風で飛ばされた。



俺は書類を拾い上げる。




「これは!!?」



神宮寺様の遺言状のコピーだった…








次期神宮寺家の当主となる頼さん。


いけ好かない親戚連中。




一人だけ知らない女性の名前があった。



麻生深幸…



特別縁故者と書かれていた…



見知らぬ彼女に驚くべき巨額の資産が財産分与として明記されていた。
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