【完】結婚からはじまる恋《2》
部屋に中に戻って、激しいキスを交わした。



仄かな明かりの中で交わされるキスは妖艶で…



衣擦れの音と甘いキスの水音が互いの鼓膜を震わせて、欲望を煽っていく。




止まらないーーー・・・



欲望の波に翻弄させながら、また一つ想い出が私の記憶の中にインプットされていく。




寂しく孤独だった過去の記憶よりも…



頼との沢山作った楽しく甘い…記憶が時が経つのにつれて増えていく。



「頼…頼・・・」



私の中に頼の存在は大きく刻まれてるのに…


それでもなお、私は彼を求める…




「愛してる…深幸…」



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