【完】結婚からはじまる恋《2》
* * *


私たちはルームサービスをオーダーして朝食を食べていた。



私は昨日のスーツ姿。


シャワーを浴びた頼は白のバスローブ姿で厚切りトーストをかじる。


セットされていない頼の髪。
バスローブの襟元から覗く鎖骨が男の艶を醸し出す。


昨日の夜も頼の欲望に翻弄されたーーー・・・



未だに身体も心も甘い夜に酔わされ、熱が帯び続けている。




「…まだ、足りないか?お前は本当に俺を煽るな…」



「べ、別に…私は・・・」






私は恥ずかしくて顔を俯かせ、サラダのプチトマトを口に運んだ。
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