【完】結婚からはじまる恋《2》
「失礼します…」



優也が社長室に入って来た。




「来客中でしたか・・・」




「…大した相手じゃない…君の言いたいコトは分かったよ…高井田君」




「…気が変われば…お電話ください…神宮寺社長…ボス以上に私は貴方のお役に立てると思います…」




俺と高井田は互いにソファから立ち上がって名刺交換した。




会社が世代交代したように顧問弁護士も変えるのは悪くないが…


クセのありそうな高井田をウチの会社の顧問弁護士に据えるのは気が引けた。




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