【完】結婚からはじまる恋《2》
「いいって言ってるのに…俺に気を遣うな」




俺は自己犠牲の強い深幸を愛しく思ってギュッと抱き締める。



フレグランスのような作り物にはない深幸自身の匂い。



俺は彼女の香りに蜜蜂のように吸い寄せられるーーー・・・



心も身体も…深幸の中に堕ちていく。




昼間から不埒な思いを抱くなんて…不謹慎だ俺…




元を正せば…深幸は病気で疲れやすい身体だって知ってるクセに…自分の欲望のままに昨晩…抱いたせいだ。



「すまない」



「頼?」



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