【完】結婚からはじまる恋《2》
「お前が倒れたのは俺の責任だ…」




「別にそんなコトは…」



「…俺が何度も…お前を抱き締めたから…身体が辛いなら…今度はちゃんと言ってくれ」



「頼の責任ではありません」




「いや、俺のせいだ」





「私だって…ずっと頼の温もりを欲しかったし…」




深幸は頬を赤らめて、布団でギュッと握りしめて俯いた。




「…」



湧き上がる愛しいキモチ。



俺の身体に熱波となって迫りあがってくる。




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