【完】春紫苑



帰ってこない夫を、毎日どんな気持ちで待ち続けたのだろう?

一体、どれほど泣いたのだろう?





「貴方は結局プライドや地位、それだけが大事なのよ!」





お母様の言葉があまりにも切なく、胸を締め付ける。

聞いてられない……。


そう思ったとき聞こえたあいつの声。





「お前は家族を壊す気か!!」






耳を疑った。

そして、気付いたら私はドアを開け叫んでいた。








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