【完】春紫苑






どうして誰も私の方を見てくれないの?


何で目をそらすの?


何で私にだけ教えてくれないの?




ねえ………どうして?





「お願いだから…教えてよ」




弱々しい私の声は



───コンコン。




今日二度目のノックによって無情にも掻き消された。









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