【完】春紫苑





血が繋がってる、そう考えるだけでも叫びたくなる。


目の前の男の瞳に私が写る。



不安と動揺で、溺れてしまいそうな、不安定な私が。





「何でしょうか、榮一さん」



「……め」





少しずつ近付いてくる将光。


迫る足音に比例して嫌な音をたてる心臓。



苦しい…。






「美琴、なんか言った?」










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