暗闇の鎌【読みきり短編集】
「ちょっと、急にどうしたの翔太君……」


「あのさ、誰だか知らないけど美知の真似は止めろよな! 危うく騙されるところだったぜ!

新手の勧誘かなにかか? 誰がドブスにブランド品なんて買ってやんなきゃなんねぇーんだよ!」


――ドブス? はぁ? 

言っている意味が分からない……愛する翔太君から出た言葉だとは到底思えない。


「なんでそんな事をいうの……ただちょっと化粧が濃くなっただけじゃない……」


「気持ち悪い」


「え、今なんて?」


「顔の殆どが眼球みたいで気持ち悪いんだよ! お前は美知じゃない! 二度と近づくな!!!!」 
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