伝説のDRIVER
達也「あのー、ファンの方ですか?」



唯母「そうね、ファンと言うより、お母さんと言う方が正しいかもね。」



唯「何言ってるの?」



唯母「そうね、唯はまだ小さかったもんね。あの日の事件は本当に最悪だったわ。」



理沙「詳しく聞かせて貰えませんか?」



唯母「えぇ。実は、あの日夫の会社が倒産して、気が狂った夫は、息子を殺した。でも、運良く生きて居た息子は、アメリカで私の父のところで暮らしてた。私は、あの日の後直ぐに離婚をしたわ。流石に、息子を殺すなんて、どうかしてると思ってね。私は、何度も息子を迎えに行こうとしたんだけど、怖くて仕方がなかった。ごめんね、達也。」



理沙「うそ!じゃあ、悪いのは、親父さんだけで、お母さんとお姉さんと妹さんは、関係ないんですね。」



唯母「全く関係ないとは言え無いかもしれ無いけどね。許して貰えるなんて思って居ない。」



達也「別に、どうでもいい。その、犯罪者は、俺が刑務所にぶち込んだから。」
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