ずっと好きだと言えなかった
足音がだいぶ近くなったと思った瞬間。


後ろから肩を掴まれる。
この感触に、この感覚。
あのときと同じだ。


そして名前を呼ばれる。
少し躊躇したが腹を括って後ろを振り返った。



「……久しぶり」

「お、久しぶり、です」



そこに居たのはやっぱり、千葉君だった。
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