ずっと好きだと言えなかった
けど、わたしが謝る前に千葉君は呟いた。



「甘いものは好きじゃない、でも片瀬が作ったヤツなら食う」



はじめは、
その言葉が何を意味するのかよく分からなかった。


嫌いなのに食べる。
市販は食べないのに手作りはOK。


漸く意味を理解できたときには、顔が真っ赤に染まっていた。



「……あ、ありがと、う?」

「何で疑問形?」

「だ、だって、」
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