君と私、私と君
「別れよっか」



そう告げると、彼の表情が固まる。



「・・・冗談だよね?」



「うん、本気だよ?なんかね、飽きちゃった」



飽きたし、何か違和感がある。



「な、んで」



「だから飽きたって言ってるじゃん」



「っ・・・」



ベッドを降りて乱れた制服をなおす。

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