今すぐここで抱きしめて
かたくなにお金を拒否する飯田くんにそれ以上言えなくて、なんとなく引っ込み辛くなっていたお金をそのままカバンの中に突っ込んだ。


「ありがとう」


「どういたしまして」


お礼を言った私に、今まで見たことのない笑顔を見せる飯田くんに少しドキッとした。



飯田くんの案内で訪れた店は、イタリアンだった。


「おいしい!」


この店で人気の石釜焼きマルゲリータを口にした途端、自然と言葉が零れた。


だって、チーズのとろけ具合とか香ばしい焼き加減とか、最高においしくてたまんない。


いつもだったら、途中で飽きて残しちゃうのに、一人で半分以上はペロリと食べてしまった。


そのあとにきたパスタもおいしくて、きっと今日のカロリーは相当オーバーなはすだ。


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