道なき恋
何日か過ぎた頃に、

「今日は、仕事がお休みなので、

家でくつろいでいますわ。

午後から、報知器の検査が来るので

片付けをしないといけないのですが…」

璃子から他愛も無いメールがきた。

「今日は、仕事が忙しいですよ。」

私は短いメールを出した。

「頑張ってね。

そうそう、保証人の審査が通りました。

『今度、契約に来てください。』って、

連絡がありました。

旦那にはまだ言って無いので、
今夜にでも話そうと思ってます。

丁度、部屋の片付けをしたので…
それを理由にと…

考えてます。

また何かあったらメールしますね」

璃子は着々と離婚へと向かって歩いて行っている。

私の方は、『離婚』には、合意してはいるものの…

幾つかの問題が残っている。

子供達の養育費や慰謝料などもそうだし
何よりも離婚に向けて、準備する時間が足りない。

その夜に璃子からメールがあった。

「夜にごめんなさい。

旦那に別居をしたいと伝えました。

そうしたら、旦那が急に戸惑い始めて、
何で今なんだ?って聞いて来たので、

貴方が何時もいつ出て行くんだ?って
言って来るし、

部屋の片付けを良い機会だと思って、
部屋を見に行って来たんだって、
伝えました。

その後は旦那は話し合いもしないで
寝てしまいました。

明日の仕事終りにでも行って来ます。」
< 80 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop